前回の記事で「リバティとは何か」をご説明しました。
→昨日の記事はこちらから・・・・「リバティとは何か?」
リバティって
なんだか模様・デザインということはわかった・・・
でも、どんな生地なんだろう?
なんで人気があるんだろう??
今日はそんなことを少しご説明させていただきたいと思います。
リバティといえばタナローンです。
リバティ、という言葉とよくセットで聞くのは
「タナローン」という言葉。
この「タナローン」というのは何か、知っていますか?
リバティ以外の生地ではタナ、という文字が抜けて
「ローン」という種類で表されることが多いですが
「ローン」とは細番手の糸で織られた、薄い平織り生地のこと。
「タナ」というのは地名です。
ゆえに「タナローン」はタナ、というところで作られたローンの生地、ということ。
生地の手触りがすごく軽く心地よく、光沢があり素敵な生地です。
軽やかで細やか、繊細な生地です。
タナローンの歴史
リバティジャパンのHPにはこのような記載があります。
1920年代、英国リバティ社のバイヤー、ウィリアム・ヘイズ・ドレルは、旅で訪れた東部アフリカ、エチオピアのタナ湖周辺で、イマジネーションをかきたてる、非常に珍しいコットン繊維を見つけました。シルクのようなその綿糸は、イギリスに戻るとすぐに艶やかな布地に織られ、色鮮やかなインクを用いたスクリーンプリント(*1)が施されました。こうして、ファブリック産業の歴史を永遠に塗り替えるほどの画期的なファブリック、「タナローン」が誕生したのです。
*1:スクリーンプリント…版画の1種で、最も一般的な印刷の方法。
その当時、第一次世界大戦後の世界で、物資に乏しく、
贅沢品のシルクは貴重なものでした。
そこで発見されたのがタナローン。
このタナローンはシルクのような光沢と、コットンの扱いやすさを併せ持つ素材で、
シルクの代替品として重宝されたようです。
ちなみに、タナローンはコットン100%の素材です
まとめ
今日はリバティの代表的な生地、タナローンについてご紹介させていただきました。
次回はそれ以外の生地についてご紹介させていただこうと思います。
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